「妊娠は病気じゃありません。」というのが世間一般の考え方です。世間一般の中心が男性というのが辛い所ですね。
妊娠・妊婦生活・出産は、女性にとって命を削るほどの大事業です。
「でもそう認識されていないのが現実だな…。」
妊娠して仕事を続けていると、思い知らされます。
私Ms.Cも実際に悩みながらつわり期間中に仕事をし、休んだり無理したりしながらも乗り越えてきました。
実体験を元に、つわりで仕事を休むかどうかを考え・つわり中の仕事術について詳しくお知らせします。
つわりも妊娠期間も、必ず終わります!一緒に頑張りましょう!
目次
つわりで仕事を休むかどうか!?
様々な答えがあります。
- 有給の範囲内で休む
- 有給を使い切って、無休になっても休む
- どうしても具合が悪い時だけ休む
- 少しでも調子が悪ければ休む
- とりあえず出社して頑張ろうとした姿勢を見せ、どうしても具合が悪ければ帰る
- どんなに具合が悪くても絶対に休まない etc…。
“どんなに具合が悪くても絶対に休まない”と考えるに至るには、様々な状況があってのことと思います。
- 休むことで職場での立場が悪くなる
- 休むことで仕事上の迷惑がかかる
- 休むことに対して上司や同僚の理解が得られない
- 何となく言いにくい
- 家計に響く etc…。
1人1人の妊婦さんの状況は違いますが、結論はつわりで休んでもいいんです!
つわりで休んでいい!と言える理由
厚生労働省では、HPに「妊娠したら解雇は違法」ですという情報を掲載しています。妊婦に対して職場で不当な扱いをすることは、法律違反であるという情報です。
妊娠自体やつわり等の体調不良で、職場で不利な立場に追い込まれている場合は是非見てみて下さい。
経済的不安があって絶対に休めない!という方へ
家庭の経済状況が悪い中での妊娠は、本当に不安な事で一杯だと思います。
妊娠・出産は結局は女性しか成し遂げられない事なので、妊娠・出産に関わるお金の問題も自分ひとりで抱え込んでしまうという事もあるのではないでしょうか?
パートナーや親族の気持ち良い協力が得られれば最高ですが、そうでない場合もあるでしょう。実際に私の母は経済状況が悪い状態で妊娠・出産をしました。
母はお財布に小銭しか入っていない状況で、訪問販売の仕事をしながら妊娠期間を過ごしたそうです。パートナーはギャンブルでの借金を抱えながらも遊び続けて帰宅しなかったそうです。また、自分の親とは絶縁しているという状況でした。
つわりで蒼白のお腹の大きい訪問販売員を見かねて、商品を購入してくれたお客さんもいたそうです。とても閉塞感のある状況だったと思います。
その状況に陥ると周囲が見えなくなり、「自分でどうにかしなければ」という思いだけが強くなるようです。
実際は救済してくれる制度があるのをご存知でしょうか?
- 生活福祉資金貸付制度
- 出産費用融資制度
- 女性福祉資金貸付制度
全て地方自治体などの制度で、無利子・低利子で生活資金等の貸付けを受けることができます。
妊娠中は、自分の体を守ること・赤ちゃんの命を守ること・自分の体の変化に対応する事で頭の中は一杯です。その上経済的不安も抱えるとなると、女性一人の力ではどうしようも無い部分も出てきます。
妊娠期間中は、1人で抱え込まずに誰かに頼っても良い時期です。周囲の人に頼れなくても、救済してくれる制度があるという事を頭の片隅に置いておいて頂ければと思います。
福祉事務所などに行かなくても、妊婦検診の際に助産師さんに相談することも有効な方法です。正しい情報を持っているケースワーカーさんに話を通してくれるので、正しい情報が得られます。
つわりで仕事を休む時に気になる、お金の問題
つわりで仕事を休む時に絶対に気になるのが、お金の問題です。自分が休むと自分の経済にどのような影響が出るのかを把握しましょう。
- 有給休暇残日数を確認して下さい
- 自分の会社の有給消化方法を確認して下さい
時間単位で使える・半日単位で使える・一日単位で使える等。 - 有給を使い果たした時、お給料から引かれる金額を確認して下さい
有給残日数や給与から引かれる金額は、給与明細で確認できます。
「仕事を休まないで頑張る!」と意気込んでみたところで、どうしようもならない状況の日もあるのが妊婦生活の悩みです。とりあえず出社してみたけれど、どうしても具合が悪い時…。
私Ms.Cが過去の妊娠時に思ったのは、
「せっかく来てちょっと働いたのに、今帰って休み扱いになるのは損した気分…。」
ということです。
有給残日数や有給消化方法をチェックしておき、給与に響かないのであれば、休みやすいし帰りやすいです。
また、妊娠しても仕事を続けているという事は、少なからず経済的に余裕を持っておきたいという思惑もあるのではないでしょうか?
つわりが酷くて有給を使い果たした後は、休むたびに給与が減っていくことになります。家庭それぞれに女性が稼ぎたい最低ラインの給与があると思います。自分が休んだら家計にどれくらい響くのかを把握しておくと、つわりで休むかどうか迷った時の判断材料になります。
妊娠中に、突然仕事ができなくなる可能性
つわりに関わらず、妊娠中には不測の事態が起こり、急に仕事ができなくなることがあります。
- 妊婦検診に行ったら血圧が高くて、そのまま入院することになった
- 出血があるので妊婦検診からそのまま入院することになった
- 妊婦検診でお腹の張りがあると言われ、そのまま入院することになった etc…。
よく聞く話です。こんな場合は、家に着替えを取りに帰ることも許されません。問答無用で入院です。もちろん、「職場に戻って仕事を整理してから」なんてことも認められません。
「気を付けて行動するから入院だけは勘弁」と言うこともできません。入院を言い渡された時点で、”自分で出来ないから病院が管理する”という判断を下されたことになります。
妊婦と胎児の命を守る立場の病院側は、「安易に妊婦の希望を聞いて、妊婦や胎児に何かあってからでは遅い」と考えるのは当然のことです。
妊婦の体は自分1人だけのものではありません。一つの命を守っている体であるということ・非妊娠時とは別物の体であることをしっかり認識して、突然仕事ができなくなる可能性を考えておきましょう。
では、突然仕事が出来なくなった時の事を考えて、普段からどのような行動をするとよいのでしょうか?
妊娠してからの仕事術
まずは自分のデスクを整理して下さい
妊娠時に問題があると、数ヶ月に渡って入院することがあります。容体によっては、一切動けないという場合もあります。トイレすらも看護師さんを呼んで介助してもらう事になる妊婦さんもいます。
これを基準にして、いつ誰に見られても良いように自分のデスクを整理しましょう。
長期間に渡る仕事は誰かとシェアをする
お客様や取引先などの相手がいる仕事では、重要なことです。
締切のある仕事は早めに済ませておく
妊娠していると、体調の変化や気持ちの浮き沈みが激しくなります。
基本的に体温も高くなりますので、頭がボーっとして、非妊娠時と同じパフォーマンスを発揮することが難しい日も増えます。
なるべく妊娠を公にする
妊娠したこと自体を上司や同僚に言いにくいというのはよく聞く話です。安定期に入ってから上司や同僚に報告しようと考える方も多いでしょう。
何の問題も無く妊娠期間を過ごせるのならいいのですが、妊娠期間中で一番デリケートになるのが安定期に入る前の妊娠初期です。
安定期は、一般的には妊娠16週頃からです。それ以前の時期は、胎盤が完成していない等の理由から流産が起こりやすい時期ですし、つわり等の体調不良もあります。
普段からあまりオープンな性格でない方や、上司や同僚と良好な関係を築けていない場合は、尚更自分だけで頑張ろうとして無理する場合もあるでしょう。
妊娠時は、誰かの協力を得て・頼っても良い時期です。また、妊娠を報告された時点で周囲の人も心構えをしてくれます。
なるべく公にして、自分と赤ちゃんを積極的に守りましょう。
まとめ
何の問題も無く妊娠し・出産するという妊婦さんは多くありません。つわりが酷い・血圧が高い・血液検査で要注意の数字が出た等の問題を抱えることがほとんどです。
問題が無かったとしても、体重管理が難しかったり、栄養の摂り方に迷ったりすることでしょう。
仕事をしながら妊娠・出産をすると決めるには、きちんとした覚悟があってのことと思います。
妊娠期間中は、自分だけが頑張れば解決するのではなく、周囲の理解と協力を得て初めて解決することも沢山あります。大切なのは、非妊娠時と同じように生活する事では無く、妊娠期間を乗り切って無事に出産を終えることです。
出産を終えたらすぐに育児が始まり、そこからが本番です。育児のための体力や精神力を十分に残しておくことも大切なことです。
周囲の人の理解や協力を賢く得て過ごしていきましょう!
つわりや妊婦生活について詳しい情報をご紹介しています。
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