理想の土地を安く手に入れることができれば、最高に幸せですね!実際に探し始めてみると、安い土地って意外とあるものです。
安い土地はなぜ安いのか?絶対に理由もあります。
不動産業者は教えてくれない正直なデメリットをご紹介しながら、案外飛び出す解決法も詳しく解説していきます!
そのお話しはこちら
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家を建てる!①土地探し難航中&見つからない時にするべき3つのこと。業者任せはダメ!
目次
土地が安い理由①単純にへき地
デメリット
- 交通の便が悪い。
- 生活が不便(買い物・学校・病院などまで遠い)。
- 家を建てる前に、整地・電気や水道菅の引き込みなどの費用がかかることがある。
- 土地を手放す時に買い手が付きにくい・高値で売ることは難しい。
ご家族だけで決めずに、ハウスメーカーや工務店などプロに相談してから購入することをおススメします!
へき地とはいえ、開発された団地は生活環境が違います!
- 団地を開発した際に家を建てるための区画分けがされていて、一区画ごとに電気や水道管の引き込みが済んでいることがほとんどです。
- 人が住めるように開発してありますので、小学校・中学校までは近隣にある可能性が高いです。
- 買い物をできる場所が近くにある可能性も高いです。
デメリットを解消する方法
安くて広い土地が手に入りやすいというメリットがあります。
- 庭に畑を作って楽しむことができる。
- 庭でスポーツの練習をしたりもできる。
- 将来庭にCafeを作る・陶芸窯を作るなど、敷地の活用に夢がある。
ご近所が密接していない土地であれば、音を気にせず生活できます。
- 楽器を大音量で演奏することができる。
- 庭で大人数を集めてBBQなどを楽しめる。
- 子供が庭で思いっきり遊べる。
家の建築にお金をかけることができます。
*整地や電気・水道の引き込みに莫大な費用がかからない場合。
- 広い家を建てたいという夢を叶えることができる。
- 自宅に暖炉を置いたり、庭の造作をする部分にお金をまわせる。
- 家や家具に希望のテイストがあるなら、希望を叶えることができる。
土地が安い理由②心理的瑕疵(かし)あり
私が出会った心理的瑕疵(かし)あり物件の中から3つご紹介します。
- 自殺・・・通常よりも坪単価が10万円ほど安く販売されていました。売主さんの家族が自殺されたということでした。地下鉄駅から徒歩圏内の便利な土地で、更地で販売されていました。
- 火事・・・通常よりも坪単価が5万円ほど安く販売されていました。売主さんの家が火事で全焼したということでした。更地で販売されていました。在来線の駅から徒歩圏内ですが有名な心霊スポットからも近く、ちょっと寂しい感じのする土地でした。
- お隣が反社会的勢力の方・・・通常よりも坪単価が10万円ほど安く販売されていました。24時間営業のスーパーが徒歩数分の場所にあり、生活には便利な土地です。
デメリット
自分が起こしたことではないけれど、ご近所から偏見の目で見られたりすることもあるかもしれません。
これから先自分にアンラッキーなことが起きる度に、「何か悪い霊の仕業では?」なんていう変な気持ちが起きるかもしれません。
デメリットを解消する方法
誰も亡くなっていない土地なんてありますかね?ずーっとさかのぼったら、誰かはその土地で亡くなっています。
事件だって、今は誰も覚えていないだけで、どの土地にもあった可能性はあります。
心理的瑕疵(かし)については、その名のごとく『心理的』なものですので。受け取る側の問題でもあります。全く気にしないという方にとっては、素晴らしい物件となる可能性があります。
土地が安い理由③間口2メートル
デメリット
- 車が入れない(お隣との境界にびっちり塀がある場合は尚更)。駐車場を借りる必要がある。
- 工事車両が入れないので、建築費用が高くなる。
デメリットを解消する方法
- 間口2メートルの土地は、条件が良い土地でも激安です!家を建てる前の費用(整地など)がかからないのであれば、解消すべき点は間口の狭さだけ。
- 車が必要なら、車幅の狭い車を使用する。
私が見に行った土地は、売主さんは軽自動車で出入りしていたというお話しでした。
- お隣の地主さんに、土地を少し購入できないか交渉する。
- お隣との境界に塀がなければ、通行の際に少しだけ土地を通ることを許可してもらう。
不動産業者に相談して、交渉をお願いする価値はあります!
土地が安い理由④地盤改良や擁壁(ようへき)修繕が必要
地番改良が必要な土地の例
- 農地を改良して宅地造成した土地。
- 沼地を改良して宅地造成した土地。
- 盛土の土地。
擁壁(ようへき)修繕が必要な土地の例
- 地震などの影響で擁壁が壊れている。
- 現行法では許されていない擁壁である。
デメリット
- 多額の費用がかかる。
- 節約する方法があまりない。
- 古家つきで土地を購入する場合、家を解体してからでないと地盤調査ができない。土地を購入する前には地盤改良が必要かどうかわからない状態。
デメリットを解消する方法
地盤改良や擁壁(ようへき)修繕を含めて予算内であればいいと考えて下さい。
地盤改良・擁壁(ようへき)修繕をすることでより安全な土地になるということは、これから先家族で何十年と住むことを考えるとメリットです。
実際に、擁壁(ようへき)修繕が必要と分かっている土地に関しては、相場よりかなり安く売りに出ていることが多いです。たたき売り状態という場合もあります。
地盤改良に関しては、その土地が元々どんな土地だったのかを調べて下さい。元々が軟弱地盤の土地&長らく空き地だった場合は、地盤改良が必要な可能性が高まります。
費用はかかってしまいますが、『どうしても欲しい土地で現在は空き地』という状態ならば、購入前に地盤調査をするという手もあります。
土地が安い理由⑤再建築不可の土地
再建築不可の理由は2つ
- 間口2メートル未満。
- 建築基準法上で認められている道路に面していない。
デメリット
- そもそも家を新しく建てることができない。
- 将来売るのが非常に難しい。
- 増築も難しい。
- 自分の土地に入るための通路の確保すら怪しい場合がある。
デメリットを解消する方法
再建築不可の土地は価格がとにかく安いですので、建築以外の方法で楽しむのが一番です。
- 古家付き土地の場合は、TV番組の『ビフォーアフター』をご存知の方なら話が早いのですが、躯体だけ残してリフォームをするなどの大規模リフォームで楽しむ。
- トレーラーハウスを置いて住む。
再建築不可となっている材料を取り除けば、新築することも可能です!
- 間口2メートル以上になるように、お隣の地主さんに土地の購入交渉をする。
- 前面道路に道路認定を受ける。
どちらも不動産業者・ハウスメーカー・工務店・建築家などのプロに相談してみましょう。
土地が安い理由⑥変形地など、ちょっと変わった土地
- 超細長い
- 三角形
- 何段にも分かれているなど
一段目・・・道路に接していてコンクリート舗装されている。駐車場(3台分くらい)にできそう。 この一段目の舗装部分以外は結構凸凹の土の状態でした。凸凹だけど、一応一段目から3段目まで車で登れるくらいの幅の通路がありました。
二段目・・・40坪ほどの更地
三段目・・・60坪ほどの更地
この土地の売主さんがお寺だという事で、土地の中に卒塔婆(お墓によくある木のギザギザの細長い板)がありました。

デメリット
- 変形地はとにかく無駄な空間が出やすい。
- 車が入れなかったり・坂を下りきった場所でジメジメしていたり・ものすごく狭い道路に面していたり・・・etc。住むのに難ありと思えるようなデメリットが必ずある。
- 建築費が高くつくことが多い。
デメリットを解消する方法
変形地や変な土地にはデメリットが一杯!でも、それと並ぶようなメリットがある場合が多いんです!
- 駅から近いなど生活に便利な土地でも安く手に入る。
- 車でたどり着けるだろうかというほど坂道を上った先の高台なら、最高の眺望を手に入れることができる。
- 四角じゃない土地の場合は、設計の楽しさが広がる。自分の家の間取りを考えるのって本当に楽しいですから!
まとめ
- 予算内で希望通りの土地を手に入れることができるように、諦めずに探そう!
- 今回ご紹介したデメリット解消法を参考に、柔軟に考えよう!
というのが今回のまとめです。