私Ms.Cは3回の妊娠・出産を経験しました。妊娠初期~安定期あたりまで、必ず悩まされたのが頭痛です。
耳の後ろ辺りや・おでこの上辺りでズキズキと痛む頭痛に、当時は「脳の病気になったのかな?」と不安になったものです。今考えるとあの頭痛もつわりだったのだと思います。
私も悩まされたズキズキ痛む頭痛の原因は何だったのでしょう?実体経を交えながら、頭痛が軽くなる対策もご紹介します!少しでも頭痛つわりに悩む妊婦さんの助けになれればと思います。
目次
頭の一部がズキズキと痛むのは何?
これは、片頭痛です。Ms.Cは、急にズキズキの大きい波がやってきて、その場から動けなくなるくらいの痛みを感じることもありました。
原因
妊娠してから初めてこの頭痛を経験したという方であれば、鉄分不足の可能性大です。妊娠すると、非妊娠時と比べて3倍の鉄分が必要です。これは、赤ちゃんに栄養を送る為です。
鉄分不足と頭痛の関係
血液は体中を巡り、酸素や栄養を各器官に届けてくれています。
妊娠すると自分自身だけではなく赤ちゃんが成長するための酸素や・栄養も運ばなくてはなりません。
その分自分自身の脳への酸素供給が足りなくなり、片頭痛が起こることがあります。
対策
食事はもちろんですが、サプリも利用して効率よく鉄分を摂取しましょう
食事で鉄分補給をするには
肉・魚
妊娠したら、普段よりも多く肉・魚を食べてもいいんですよ!
日本人の食事は、たんぱく質が不足する傾向があると言われています。妊娠してからは、意識してたんぱく質を摂取するようにしましょう。
ここで注意!細菌感染の危険性を忘れずに!!!
人間が色々な菌を持っているように、肉や魚も様々な菌を持っています。そして人間の体とは融合しない菌が沢山あります。妊娠中は特に気を付けて、火のよく通った肉・魚を食べましょう
。
私は非妊娠時にはレアステーキが好きでしたが、妊娠時は良く焼いて食べていました。
“精がつくように”という事で焼肉に誘われることもあるでしょうが、周囲に流されずに肉を良く焼いて下さい。その他の食品も、本当に安全だと確信できるものだけを食べて下さいね。
こんな話もありました…
長男を出産した頃なので、5年ほど前のことです。妊娠中に焼き肉店でユッケを食べたことで、胎児が細菌感染をしたというニュースがありました。
細菌感染が原因で、赤ちゃんの脳には障害が残ってしまいました…。
私はこのニュースを聞いて、本当に他人事じゃないと思いました。
「ユッケを食べてしまった本人はどんな思いで受け止めているのだろう。」
「自分に対する後悔や怒りや悔しさで重い時間を過ごしているだろう」
と想像しました。
それでも我が子と対峙する一分一秒が目の前にあるのだから、強く大きいお母さんになることで子供と一緒に幸せになるように…。
他人が考えても考えきれない事ではあるのですが、深く考えたことを思い出します。
大豆等
これも鉄分を多く含むたんぱく質ですが、非妊娠時はあまり意識しない食品ではないでしょうか?
なじみ深い豆腐や納豆だけではなく、サラダや煮物に大豆を入れてみるのも良いと思います。缶詰で様々な豆類の水煮が販売されています。豆類は味にクセが無いので、どんな食品にも良く合います。是非使ってみて下さい。
野菜・海藻
鉄分が含まれる野菜・海藻は沢山あります。
小松菜・ほうれん草・ニラ・ひじき・のりetc…
急に大量に食べ始める必要はありません!食卓に色よく配置してみて下さい。「レシピが思いつかない」とお悩みの場合は、お味噌汁やスープに入れてみて下さい。
ひじきについて
確かに鉄分が多い食品ではあるのですが…ひじきには雑菌が多く・洗浄が十分かどうかが不確かという側面もあります。
妊娠中にはひじきを食べないようにと勧める方もいらっしゃいます。Ms.Cも妊娠中はひじきを避けていました。少しでも疑いのあるものは避けようという考えです。
「まあ、いっか。大丈夫でしょ。」と軽く考えて、何かあってからでは遅いですから。
牛乳・乳製品
牛乳やチーズにも鉄分が多く含まれています。チーズには注意が必要です。積極的には摂取しなくていいと思います。
代表例はカマンベール。カビを付着させた風味が美味しいチーズですが、妊娠中は細菌感染が心配な食品です。
グラタンなどに使うような、熱を入れるチーズに関しては100%排除する必要は無いですが、頻繁に生のチーズを食べるのは、出産するまでお休みしましょう。
鉄分を効率よく吸収する方法
ビタミンCと一緒に摂取
鉄分はビタミンCと一緒に摂取すると、効率よく吸収することができます。そこで最初に思い浮かんだのが、【焼魚+大根おろし+レモン等の柑橘類】という和食の定番トッピングです。
大根・レモンはビタミンC豊富な食材です。「大根おろしや柑橘類が焼魚のトッピングになったのはいつの時代からなのでしょう?」と考えるまでもないくらいに定着している食べ方ですよね。
これが栄養を吸収しやすい食べ方だなんて…和食って本当にすごい!
食べ合わせを考えるのが難しいという方は、食後のデザートに果物を食べてみて下さい。
葉酸をお忘れなく
呼んで字のごとく、葉物野菜に多く含まれる成分です。葉酸も鉄分の吸収を助けてくれます。
葉酸は、赤血球を作ったり・粘膜の働きを強めてくれる成分です。
鉄分不足に役立つことはもちろん!免疫力が下がった妊娠中の体を、粘膜を強化することで守ってくれます。
がん予防にもなると言われる食材ですので、妊娠中だけではなく、非妊娠時にも積極的に取り入れたい成分です。
代表的はブロッコリー。茎の部分にも葉酸が豊富に含まれています。
ブロッコリーの茎の調理方法
Ms.Cは昔は葉の部分だけ茹でて、茎は捨てていました。でも実は茎も美味しいんです!茎の方が癖が無くて使いやすいと今は思う程です。
熱を入れるとモチモチとした食感になります。最初は天ぷらにするのがおススメです。茎の美味しさに目覚めますよ!
鉄分の吸収を妨げる食材
ズバリ!カフェインです。食後のコーヒーや紅茶が楽しみという方も多いと思いますが、妊娠中はノンカフェインのものを選んでください。
せっかく体の事を考えた食卓にしようと毎日頑張っても、栄養の吸収が妨げられては何にもなりません。
サプリの選び方
サプリ売り場の前で真剣に悩む必要はありません!サプリは”補助”です。
ドラッグストア等で、妊婦向けの商品を選びましょう。妊娠中に補給したい成分が、一度に摂取できるサプリが販売されています。
ここでMs.Cの失敗談。
1人目妊娠時、サプリの選び方が分からず、外国製有名メーカーの葉酸・カルシウム・鉄分のサプリを別々に買ってきました。
それぞれの説明書きを見ると、一日の摂取量は合わせて10錠以上…。
「分けて飲むのは面倒くさい」
と思い、朝に一度に摂取することにしました。
でも外国製サプリは粒が大きくて、一度に10錠以上も飲むのは大変な上に、飲み下すための水分で満腹になってしまいます。
更に、ただでさえ頻尿の妊娠生活に拍車がかかりました。結局は面倒くさくなり、飲まなくなってしまいました。
半分以上残って、出産後に捨てました。もったいないし、意味無いですよね。
妊娠中のベストな食べ方
妊娠中の体に良い食材・悪い食材を調べ始めると、時間がいくらあっても足りません。果てしないんです!それは鉄分についても同じ事。
今日からは、調べてこだわりを増やすのをやめて、以下の6点に注意して食べましょう。
- 食品を良く洗い、菌や汚れをきちんと落とす
- 手と調理器具を清潔に保つ
- しっかりと火を通した食品を摂取する
- 色よくバランスの摂れた食卓にする
- 炭水化物をほんの少し少なくする
- たんぱく質を積極的に摂取する
非妊娠時にも通じる大切な食べ方ですが、非妊娠時と違うのは、炭水化物を少し少なくすること。
つわりが終わると、ご飯が美味しくてたまらない時期がやって来ます。妊娠時と授乳時の食欲は、留まるところを知りません。そこで気になるのが体重増加。
今は、体重増加が10㎏以上だと分娩を断る病院もあるくらい、妊娠中の体重増加に厳しい時代です。
実際に体重増加が激しいと、妊娠経過や胎児の発育に悪影響を及ぼすことがあります。妊娠経過は何ともなかったとしても、産後の体型変化に悩み・落ち込む日々が待っています。
まとめ
- 妊娠中のズキズキと痛む頭痛は、片頭痛の可能性が高い
- 原因は鉄分不足
- 食品やサプリメントを効果的に取り入れ、バランスの良い食事で改善を図りましょう
妊娠すると、自分の体は自分1人の体じゃなくなります。お腹にいる命を守り、自分の行動で成長に悪影響を与えないように、いつも注意しなければなりません。
そんな状態を重荷と考えてしまう事もあります。でも、自分を責めずに、赤ちゃんを体内で日々守ってる自分に誇りを持って過ごして下さい。
手の抜けるところは抜いて構いません。妊娠期間は必ず終わります!辛いこともあると思いますが、”必ず終わる”という事を支えにして過ごして頂ければと思います。
>>【つわりの症状や妊婦生活について】納得!の詳しい情報まとめ
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