「プレミアムフライデーって、何?」
私Ms.Cの素朴な疑問です。
ニュースで何だか「プレミアムフライデー!」って騒いでると思うとその話題が消え去り、また騒ぎ始めたと思うと消え去り。
私の中で、救急車が家の近くをひっきりなしに”過ぎては来て・過ぎては来て”みたいな感覚で、「うるさいな」という印象です。
何故そう思うか!?子育てを本業とするMs.Cには、全く関係が無いことだから!夫の会社もプレミアムフライデーなんて実施してないし…。
「ハッ!もしや、我が家の外だけで”プレミアムフライデー”というお祭りが実施されているのか!?」そんな実感の無い方々に、プレミアムフライデーの全貌をお知らせします。
目次
プレミアムフライデーって何?
誰が言い始めた?
言い出しっぺは、ざっと言うと総理大臣の阿部さんです。日本の政府と・日本の経済界が言い始めたことです。
プレミアムフライデーっていつのこと?
毎月最終金曜日のことです。
いつから始まったの?
2017年2月24日から始まりました。
プレミアムフライデーに何しろって?
- 午後3時に仕事を終える
と言っても、「プレミアムフライデーなんで帰ります」と勝手に帰れるわけではありません。
自分が働いている会社がプレミアムフライデーを実施しているならば、午後3時に仕事を終えることができます。
- 早く仕事を終えて、普段よりもプレミアムな生活をする
買い物をしたり、旅行に行ったりしてほしいみたいです。「消費活動ヨロシク!」ってことですね。
プレミアムフライデーを実施している企業
2017年2月3日~6日にインターネットを利用して調査した結果、企業全体の2.5%が奨励・実施すると回答されたそうです。
実施企業で有名なのは、
三菱自動車
清水建設
サントリーHD
大和ハウス工業
住友商事 etc…。
社員さんとそのご家族、羨ましいです!
たったの2.5%って思われますか?Ms.Cは初期段階では結構立派な数字だと感じました。古い慣習を打ち破ることが苦手な日本人の経営する企業100社の内、2.5社が早速プレミアムフライデーを導入したって、良い話だなぁ。
一般的なプレミアムフライデーに対する考え方
きっと否定的な意見が多いのではないでしょうか?
A. 自分の会社がプレミアムフライデーを実施する見込みが無いから。
自分に全く関係の無い話なのに、世間では盛り上がっているらしい…。となると、皮肉っぽくなるのは仕方のないことです。
そもそもの疑問は、世間で本当に盛り上がっているのか?という事です。日本の政府と経済界が掲げた施策なので、盛り上げないとしょうがない。
だから毎月最終金曜日の周辺にメディアで一時的に取り上げられるというだけでは?という疑いがあります…。
プレミアムフライデーに頑張る企業さん
プレミアムフライデーに本当に午後3時に終業して消費活動をする人たちの為に・勿論そうでない人の為にも、様々なサービスを提供してくれる企業があります。
プレミアムフライデーのお得な情報
- コンビニ各社
おにぎり等の値引き - 百貨店
イベントを開催したり、レストランでの限定メニューなどを提供 - トイザらス
オンラインストアでセールを実施 - ANA
割引クーポン - 各飲食店
割引や限定メニューなど
例えば吉野家の2017年4月は、俳優菅田将暉さんとコラボレーションしたメニューを全国店舗で販売 - ピザハット
特別割引実施
毎月恒例のイベントという程のものは少ないようです。その月毎に各地・各お店で色々な事が企画されていますので、「プレミアムフライデー お得」で調べてみるといいかもしれません
。
日本国内の消費活動を高めるんだから、サービスを受ける側もいれば提供する側もいるのは当然のことです。サービスを提供する側は、いつもサービスの高みを目指していることと思います。日本はコンビニが24時間営業なのは当たり前・スーパーも24時間営業だったりします。
24時間、明るくて安全な街が近くにあり、気軽に清潔なトイレを借りることができる日本ってすごいな…。サービス業の方たちは、いつプレミアムな時間を過ごすのでしょうか?
サービス業の方たち向けのプレミアムデーも作ってあげたいですね。
世界のプレミアムデーの作り方
「日本人は働きすぎ」とよく言われます。本当にそうだと思います。Ms.Cもそうでした。正直24時間働いていました。
家に帰ってからも仕事に関係のある本を読んで勉強をしたりするし、仕事に役立つかもしれないと思って英会話を習ってみたり。お客さんと話す時の為に、興味の無いスポーツニュースを観たり。
もし自分が日本人じゃなかったら、どのようにプレミアムデーを作っているのでしょうか?
アメリカ
アメリカの人たちは働き者だそうです。残業もするし、不況ということもあり、仕事を掛け持ちする人も多いようです。
意外なのは、有給という制度が無いこと。休むことに関しては何の保証もないそうです。でも、プライベートを尊重するという考え方は強いので、家族のための休暇を取ることには抵抗が無いようです。
ドイツ
私のドイツ人へのイメージは”勤勉な職人気質”です。
お休みの取り方は、日本とは全然違います。1ヶ月以上続けてのバカンスは普通で、有給は楽しむためのものだそうです。日本だと病欠の時こそ有給を使いますが、ドイツでは、バカンスとは別に病欠で有給があるそうです。
仕事も完全分業制で、担当以外の仕事はしないそうです。
スウェーデン
私のスウェーデンのイメージは、”税金が高いけれども、福祉や教育の制度が発展している国”です。
年間5週間の有給があり、ほぼ全員が消化するそうです。ドイツと同じように病欠の為の有給があったり、仕事も完全分業制だそうです。
残業することもあるけれど、終われる時にはさっさと終わる主義なようです。
バカンスを、罪悪感無く長期間取れるって最高ですね。しかも完全分業制で、他の人の仕事を一切手伝わなくていいなんて、夢のようです。
タイ
2016年、世界で一番失業率が低かったのがタイでした。
- 日本 3.11%
- アメリカ 4.85%
- ドイツ 4.16%
- スウェーデン 6.95%
- タイ0.75%
タイ人は、良い言葉で言えば自由に・悪く言えば適当に働く人が多いそうです。ドイツやスウェーデンと同じく、バカンスの有給と病欠の有給が別にあり、皆遠慮なく使うそうです。
仕事中もプライベートな電話をしたり、仕事が終わったら就業時間前でも帰ったりと、自由に気楽に仕事をしているようです。
また、男性よりも女性の方が良く働くし、結婚や出産で仕事を辞める人はほとんどいないそうです。
日本の働き方
私Ms.Cは超気ままなB型人間なので、「日本の企業に属することに向いてないな」と思って働いていました。特に迎合できなかったのが、
- 有給を取ることに罪悪感がある
- 病気でもなるべく休まない
- 上司が帰らないと帰れない
という定番の考え方。
私は仕事に支障が無ければですが、気分が乗らなければ有休を使って休み・少しでも具合が悪ければ有休を使って休み・定時調度に帰るというスタイルで仕事をしていたので、会社ではちょっと浮いた存在でした。
仕事帰りに友達と会う約束をしても、全員が無理なく集まれるのは午後8時頃。
「皆、どんな仕事をしているんだろう?」
と、いつも疑問に思っていました。
だから、「わざわざ『プレミアムフライデー』という言葉を作ってメディアで推していかないと、仕事を終わらせないし・消費活動もしないだろう」と考える政府や経済界の気持ちも何となくわかるような…。
自己プレミアムフライデーのススメ
プレミアムフライデーで提言されている午後3時終業が義務になれば、皆その時間に仕事を終わらせるように動くと思います。そして何らかの消費活動をすると思います。
もし自分の会社がプレミアムフライデーを実施していなくても、月末最終金曜日は午後3時には仕事を終わらせるように、自分の中で挑戦してみてはいかがでしょう?
そして終業時間と共に席を立って、爽やかに帰ってみてはいかがでしょう?仕事に支障をきたさなければ、意外に文句をいう人も・止める人もいません。
自分の働き方を変える人が増えていけば、これから社会人になる人達の働き方にも良い影響があるかもしれません。